訪問看護科
治療を受けながら
社会生活をされている方が、ご家庭や地域の中で、その人らしく生活できるように、当院の保健師・看護師・精神保健福祉士・作業療法士がご自宅に訪問して、生活全般の相談、支援を行なっています。

このような方が利用されています
・日常生活(食事、金銭管理、服薬など)に不安がある方。
・病状が不安定で、通院やデイケアなどの通所を継続することがむずかしい方。
・また入退院を繰り返してしまう方。
・相談相手、話し相手がいなくて困っている方。
・病気についての心配事などがある家族の方。
・診察で緊張して先生に上手く伝えられない方。
費用について
・各種保険適用となります。
・自立支援医療の適用となります。
利用についての相談は、医療連携科(医療相談室) へお気軽にどうぞ
利用日の流れ
訪問看護担当者(保健師、看護師)、精神保健福祉士、作業療法士など2名のスタッフで訪問させて頂きますが、単独訪問する場合もございます。
車でお伺いしますが、車には病院名など入っておりません。
体温と血圧測定を行った後、体調確認や病状確認、心配事、悩み事など、会話を通してケアを行います。利用者様のいろいろな思いを聴き、対応の仕方を一緒に考えます。滞在時間は30分程です。
この時間で得られた情報の中で、必要なものは主治医へ報告・相談し、効果的な治療への架け橋を担いたいと考えております。
訪問地域
十和田市、七戸町、東北町、五戸町、六戸町、三沢市、おいらせ町など、概ね片道40分圏内ですが、気になる方はスタッフにご相談下さい。

訪問日
平日(月曜日~金曜日)と 第2、第4土曜日
訪問予定日、訪問回数はご利用いただく方により異なります。
訪問日時についてはあらかじめ1ヶ月分の予定表をお渡しし、お知らせ致します。

十和田済誠会病院の 訪問看護とは?
地域で安心して生活できるよう保健師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士などが、利用者さまのお宅を定期的に訪問して、再発・再燃・再入院を防止するために、日常生活で困っていることや、悩みごとを一緒に考え、お手伝いします。
当院の訪問看護科には保健師もおり、病気や怪我の予防の手助けや健康指導なども受けながら、心のケアも行うことができます。
調子が良い時も、そうでない時も一緒に過ごしながら好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと、生活状況、症状、困っていることなどを知り、対処法を一緒に考えていきます。

訪問看護を利用するようになって、気が付いたら明日が楽しみになっていた。楽しみとまではいかなくても、気が付いたら以前より毎日の生活がしやすくなっていたと感じてくださることを願い活動しています。そしていつかは訪問看護を卒業していただけることを目指して。
もちろん卒業しても必要であれば再び利用していただくことも可能です。
あなたもこんなことで悩んでいませんか?
心当たりがあるなら訪問看護を利用してみませんか?
・生活に不安がある
・一人暮らしがしてみたい
・生活習慣を改善したい
・生活リズムを整えたい
・病気に対して心配ごとがある
・通院治療が途絶えがち
・診察で緊張して先生に上手く伝えられない
・薬をきちんと飲めない
・金銭管理ができるようになりたい
・うまく人付き合いできるようになりたい
・入退院を繰り返したくない
・家事が苦手で困っている
・家族や友人のことで相談したい
・話相手がほしい
・身体機能を維持したい
・障害があっても働きたい
などなど
診察の際、主治医に自分ではなかなかうまく伝えられないという方も、訪問看護科が間に入り、主治医との橋渡しもできますので、効果的な治療へのお手伝いもできるかと思います。

訪問看護を受けるには?
訪問看護について主治医と相談。
訪問スタッフと顔合わせをします。
主治医が訪問看護指示書を作成します。
初回の訪問予定日を調整し、利用開始になります。
1回 訪問看護を受けるといくらかかるの?
1. 生活保護受給者 0円
2. それ以外の方
・自立支援医療を受給中であれば1,030円
・自立支援を受給していなければ
1割負担の方…1,030円
3割負担の方…3,090円

自立支援医療制度とは?
医療費の自己負担を軽減する公費医療負担制度です。申し込みますと、所得に応じた月額の医療費上限額(2,500円、5,000円、10,000円、20,000円)が定められ、それ以上は公費負担となる制度です。

※健康保険ならびに自立支援医療制度が適応され、1回約1,000円前後の費用となります。
なお、自立支援医療制度をご利用の場合は、所得に応じた月額の上限があるため、訪問看護を含めた通常の診察やお薬代、デイケア利用料は、毎月上限額までの負担となります。ご心配な方は医療相談室へご相談下さい。